| 登録場所: |
|
|
|
Q&A広島県立西部工業技術センター/〜2000.12 |
|
|
|
1 - 10 (29件中) |
|
|
| タイトル | 所有者 | 更新日 | サイズ | |||||||
|
|
fijii.7
質問の概要:油圧シリンダーのボルトがおれる事故が発生した。その原因について調査して欲しい。 回答の概要:M14の六角穴つきボルトの引張強度はJISの表より1本当たり13tの強度あります。確かに引張強度で設計した場合は安全率3はあります。しかし、これらのボルトに作用する力を考えてみますと、油圧がかかっている時とかかっていない時があり、0−引張の繰り返し荷重が生じています。したがって疲労限で強度計算しますとこの安全率では不十分だと考えられます。破断面を解析した結果、低サイクルの疲労破面が観察され、断面積の3分の1あたり亀裂が進展した後、急速破断に至っていました。稼働時間が短かったことから、疲労限以上の荷重がこのボルトにかかったことになります。また、8本のボルトで固定してありましても、すべてのボルトが荷重を均等に受けられないため、安全率をもっと高い値にする必要があるでしょう。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-11 16:15 | 19 KB |
|
|||||
|
|
fujii.8
質問の概要:建設機械クラッシャー(破砕機)のはさみの部分が壊れた。その原因について調査して欲しい。 回答の概要:破損した装置の破断面を実際に見ながら調査、指導を行いました。破断部は、延びた形跡が余りありませんでした。溶接部分が破断部近傍にありましたので、溶接による熱影響層部が起点になっているのかどうか確かめるためと、設計の材質とあっているのかを確かめるため、金属組織の調査をしました。破断部近傍の金属組織は、熱影響を受けたものではありませんでした。また、材質は、設計に指定されているSS400の金属組織によく一致していました。そのため、材質や溶接による影響は少ないと考えられます。SS材の場合、通常、延びやすい延性材料なので、デンプル(ゴルフボールにみられる凹み)が観察されますが、破断面の電子顕微鏡観察でも、リバーパターンと呼ばれる破面形状を示しており、脆性的な破面です。したがって、衝撃的な力が作用して壊れたと思われます。このクラッシャーは二次クラッシャー用で壊された鉄筋コンクリートをさらに粉砕する機械だそうです。設計上、粉砕による力で、はさみが壊れるよりも大きな力を出す油圧シリンダを用いないはずがないので、ある構造物をクラッシャー挟んだまま、クラッシャー本体を移動させたのではないかと考えられます。この時の衝撃力によって壊れたのではないかと思われます。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-11 16:16 | 20 KB |
|
|||||
|
|
fuyama.3
質問の概要:鉛,鉛合金の組織観察法の留意すべき点を教えて下さい。 回答の概要:鉛などの柔らかい金属材料は他の金属材料のような回転円盤砥石による切断,エミリー紙等による研磨などで金属表面は加工により結晶粒が変形し,さらにSiC粒子が食い込むなどの問題があります。このため,ミクロトームなどにより試料を切断し,直接腐食して組織を検出する場合が多く採用されていますが,研磨傷が残るなどの問題があり,エメリー研磨,マイクロラップ,電解研磨を併用せざるを得ません。しかし,このような処理の段階ごとに鉛の結晶粒は粗大化し,本来の組織が得られてなかったため,この原因についての調査を行いました。以下の点について留意して組織観察を行って下さい。1) 再結晶温度が常温以下である鉛などの金属組織を検出する場合には,試料のわずかな温度上昇でもその結晶粒は成長し,素材組織とは異なった組織を検出する恐れがあるので極力下げなければならない。2) このため,再結晶温度が常温以下の金属組織の検出はミクロトームにより表面を切断した後,腐食により組織を検出するのがよく,電解腐食を行う場合は出来るだけ短時間で行い,試料の温度上昇を避けなければならない。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-11 16:12 | 20 KB |
|
|||||
|
|
fuyama.4
質問の概要:ネジ,ナット等に適用されているα処理と呼ばれるアルミナイズ法は,通常の本方法と違いがあるのでしょうか?また,本方法の一般的な特性について教えて下さい。 回答の概要:一般にアルミナイズ製品の表面組織は表層から順に以下の3層から成立しています。@Al2O3酸化皮膜(緻密,強靱,強密着性,高電気抵抗,高熱抵抗),Aアルミニウム層(電気化学的保護)BFe-Al合金層(耐熱性)。これら3重の保護を受けた表面処理であり,アルミニウム固有の耐食性と共に,高度の耐熱,耐食,耐硫化性に優れた特性を発揮しています。しかし,アルミナイズ法も従来の溶融法によるメッキと同じく,寸法精度のばらつき,美観の欠如という欠点を有しており,これらを要求するネジ等への適用が困難とされてきました。そこで,このα処理と呼ばれる低温拡散法が開発されました。この方法は,アルミニウムの相互拡散性とα処理の特異な作用を巧みに組み合わせることによって,ネジを深く切ることなく,正規寸法のネジに適用しても,その精度がそのまま維持できることを特徴としています。詳しいことは明らかにされていませんが,アルミナイズ法の二次拡散は通常800℃前後の高温でしかも長時間処理であったため,変形,結晶粒の粗大化,材質の劣化等を招くという欠点を有していましたが,本方法にα処理を適用することで,700℃前後の低温でしかも短時間での拡散を可能にしています。この結果,上記の欠点の改善と同時に,薄物,複雑な物,変形しやすい物にも幅広い二次拡散の適用が可能となりました。この方法によって,主に造船,自動車関係の様々な精密部品に応用されています。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-11 16:13 | 20 KB |
|
|||||
|
|
higaki.4
質問の概要:当社では、今後新たに電子機器の分野における製品の開発について着手していく予定ですが、静電気の対策についてまだよく分からないことが多くて困っております。一般的にどのような対策方法をとればよいのか教えてください。 回答の概要:物体を摩擦したり衣類をこすりあわせたりすると電気が生じることはよく知られています。このような電気は、物体上に電荷が静止した状態で帯電されていることから静電気と呼ばれています。その発生原因と電荷の発生するメカニズムについては各種の研究例が報告されていますが、通常経験する静電気は表面の接触と分離、つまり摩擦によるものが殆どです。摩擦によって物体が正負いずれの極性に、またどの程度の電位に帯電するかは相手の物体によって決まります。更に環境条件(温度、湿度)によっても影響を受けます。特に湿度によって大きく左右され、40%RH以下では帯電量が著しく高くなる傾向にあります。静電気による電子機器への影響は、人体や生産設備等に帯電した静電気が機器に放射し内部の半導体素子の破壊や誤動作を引き起こすことであり、従って最も基本的な静電気対策は次の3点です。1)静電気を発生させない。2)静電気を充電させない。3)静電気を放電させない。1)の発生させない対策法としては、発生メカニズムから考えて、摩擦を出来るだけ抑える。摩擦する物体の組み合せを変える。帯電防止材を使用する。半導電性材料を使用する。2)の充電させない対策法としては、人体も含め充電する恐れのある物体には、徹底的にアースを施すことです。これによって発生する静電気をすぐに消滅させることが出来ますが、この場合安全性の面および急激な放電を防止するために通常1MΩ程度の抵抗を介してアースに出力します。3)の放電させない対策法は、やや消極的であるが、帯電が予想される物体から保護する素子、機器等を出来るだけ離す、又は絶縁強度を上げること等があります。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-15 10:12 | 20 KB |
|
|||||
|
|
higaki.5
質問の概要:チェーンソー等の振動を伴う機械を操作するときに使用する防振手袋の開発を試みている。手袋に使用する材料について,その防振効果を評価する方法について教えて欲しい。 回答の概要:防振手袋に使用する材料の防振効果を評価するには,ある一定の加重を加えた状態で振動周波数を変化させ,その振動系における固有振動数を測定することによって評価する方法が考えられる。 固有振動数の測定には振動試験機の振動テーブル上に試料を乗せ,試料に一定の加重を加えるために重錘を乗せ,振動テーブルの振動(加振力)と試料の上に載せた重錘の振動の大きさを,2つの振動ピックアップによる同時測定を行い,その両者を比較することによって振動伝達率を測定することができる。 実際の測定は試料上に3kg程度の重錘を載せ,振動周波数を5〜200Hz,振動テーブルの振動加速度を0.1Gで行った。測定結果から18Hz付近にピークを有する試料が多く,中には10〜15Hz程度にピークを有する試料もあった。一般的に防振ゴムでは5Hz程度の固有振動数が限界と考えられ,これより低い固有振動数を得るには空気バネによらなければならないと考えられている。 試料に付加する重錘はその重さを変えても,振動系の固有振動数は変化しない。また,同じ試料を重ねても固有振動数は不変であるが,振動遮蔽効果は試料上に重錘を静的に載せた時のたわみ量に応じて異なることがわかっている。従って,重錘と試料の材質の関連を知るには,一つの試験条件でその評価が可能である。 本実験において,種々の材質および形状について防振効果を測定した結果,防振ゴムに関する材質および形状に対する知見が得られた。この結果を基に,適用する振動機械の振動周波数を考慮し,材料の選択を行うことによって効果的な材料選択が可能となる。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-15 10:14 | 20 KB |
|
|||||
|
|
higaki.6
質問の概要:制振材料を使用してゴルフ用パターを試作した。制振効果の測定方法及び評価法について教えて欲しい。 回答の概要:一般に制振材料,特に金属に限定した制振材料としては黒鉛鋳鉄やアルミ合金,マグネシウム合金等が挙げられる。振動を減衰させる性質は粘性流動や磁歪による内部摩擦により振動が吸収されることによるものである。吸収された振動エネルギは熱エネルギに変換されて減衰する。 減衰能の測定は,振動する試料が自由減衰する過程で時間とともに指数的に減衰する減衰曲線を求め,この曲線の最初の振幅をA0,n番目の振幅をAnとすれば数減衰率δはつぎの式から求めることができる。 An=A0exp(−nδ) これをδについて書き直すと次式となる。 δ=ln(A0/A1)/n) なお,減衰能(Specific Damping Capacity)は振動のエネルギの減衰から次式で求められる。 ΔW/W=(An−12−An2)/An2 =exp(−2nδ)=exp(2δ)−1 通常の金属ではδは1より十分小さいため,ΔW/W=2δと近似できる。これを100倍して,減衰能(SDC)を%で示す場合が多い。 振動の減衰曲線を求めるには,質量の小さい振動ピックアップを試料に取り付け,試料の一部をハンマー等で軽くたたくことによって減衰波形が得られる。 一般に,金属試料の固有振動数は高く,ハイパスフィルターを使用して低周波振動はカットするほうがよい。これによって試料の形状による影響を受けないで,測定することができる。 また,周波数を変化させたときの振幅の変化を求めた,振動の共振曲線における共振の尖鋭度Qから,δ=π/Q の関係によってδを求めることができる。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-15 10:15 | 20 KB |
|
|||||
|
|
higuchi.1
質問の概要:我社ではプラスチックの射出成形をしておりますが、金型の周りが摩耗して困っています。これを防ぐ良い方法があれば教えて下さい。 回答の概要:このような摩耗を防ぐには、窒化チタンのような硬質で耐摩耗性の膜を付けると良いと思われます。本センターにはイオンプレーティング装置やスパッタリング装置があり,このような硬質膜を各種試料に成膜することが可能です。今回の場合はイオンプレーティング装置が適していると考えられます。スガ式摩耗験機による我々の実験によれば,窒化チタン膜はステンレス板に比べ4000分の1以下の摩耗しかしないことがわかっています。 なお,相談のあった金型は450℃で焼き戻しを行っているので,これ以下で金型と密着性のよい被膜を得る条件を見つける必要があります。また,金型の一部を無電解ニッケルメッキをしているため,ここをマスキングする方法を考える必要があります。いずれにしても一度実試料を用い成膜実験して,その金型を実際に使用して耐久試験を行ってみると良いと思われます。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-11 16:33 | 19 KB |
|
|||||
|
|
ikeda.1
質問の概要:自動車燃料パイプの成形加工を行っています。最近,コストダウン及び加工精度の向上などの要請により加工法の改善に迫られています。外径6o程度の異径パイプの基準軸(長さ4o程度)に対する成形加工部の同軸度の測定とその評価法について教えてください。 回答の概要:軸,パイプなどの形状測定は,真円度測定機を用いることによって精度の高い,信頼性のある評価ができます。真円度は、理想的な真円からの偏差を以下の方法で求めた中心に対して測定した輪郭の最大と最小半径との差として評価するもので,その円の中心を算出する方法として次の4通りがあります。@最小領域中心法(MZC):2つの同心円ではさんだ時、同心円の半径差が最小になる中心 A最小二乗中心法(LSC):最小二乗平均円(基準円からの偏差の二乗和が最小となる円)の中心 B最小外接円中心法(MCC):外側表面に最小で外接する円の中心 C最大内接円中心法(MIC):内側表面に最大で内接する円の中心MZC法は真円度の定義(JIS)に合致した評価法ですが,測定条件や測定物の傷などの影響を受けやすく,LSC法は受けにくい評価法です。一方,軸受けと軸のはめあいにおいては,MCC法が軸側の軸心評価に有用な判定法,MIC法が軸受け側の軸心評価に有用な判定法とされています。これに対して,同軸度は基準軸線に対する各測定断面中心のうち,最大偏差の2倍を評価するものです。複数断面間の形状偏差を測定するため,被測定物の中心軸線の傾きを補正し,その水平出しを行った後,その基準軸線に対する被測定断面の軸心の偏差を求めます。一般的に基準軸線は,2断面を指定し,その中心を結ぶ線を基準軸線とし,MZC法により求めます。この測定における問題点としては,基準軸長さが非常に短く,測定箇所が軸方向に対して曲面であるため,その誤差が避けられません。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-11 16:37 | 20 KB |
|
|||||
|
|
matsunaga.3
質問の概要:機械制御用電子回路基板を製造しているが、コスト削減や生産性向上のためにFPGAを採用したい。 回答の概要: 現状では、CPUにZ80、カウンタとしてZ80CTCを利用している。 今回はZ80CTCを機能をそのままFPGAへの置き換えを試みた。使用デバイスはアルテラ社のMAX9000シリーズを用い、Verilogにより設計した。相談者の設計では、非同期信号のトリガをフリップフロップで保持していなかったため、ホールド/セットアップ時間の不足により、誤動作していたが、フリップフロップを挿入することで、正常な動作をすることが確認された。 しかし、MAX9000の価格はZ80CTCの10倍程度高いので、コスト削減どころかコストアップになる。そこで、クイックロジック社のデバイスを用いた。こちらは、書き換えは不可能であるが単価はZ80CTCの約3倍程度になる。当然ではあるが、クイックロジック社のデバイスでも正常な動作が確認された。 今後の計画として、不要な機能を削減し、小規模デバイスを使用するか、機能を削減し、その他の周辺回路もFPGAに置き換えることで、コストダウンの達成や基板の製造工程の簡略化が向上することが期待できる。 |
広島県立西部工業技術センター 窓口 | 2000-12-11 16:22 | 20 KB |
|
|||||
|
|
|
1 - 10 (29件中) |
|
|