Q:マグネシウム合金のリサイクルに関する研究事例? A:マグネシウムは実用金属材料中最も軽量であり、比強度・比弾性   率が高いため、軽量化が要求される自動車や航空宇宙関係などの   構造用材料として将来需要が増加すると考えられる。また、マグ   ネシウムは切削加工の際に高速切削が可能で削り代を多くとるこ   とができ、寸法精度も良いなど優れた切削加工性を示す。ところ   がマグネシウムは活性金属であるため、切削粉の処理が工業的に   問題になっており、現在のところ、再溶解や焼却などのコストや   労力がかかる処理法が採用されている。 ....   AZ91マグネシウム合金の切削粉から押出し比を変えて押出し材を   作製し、微視組織と室温引張特性を調べた結果、押出し比が大き   い程切削粉の塑性変形の程度が準しくなり、結晶粒やAl12MglT析   出物など組織が微細化する傾向が見られた。そのため、押出し比   が44より大きい押出し材では7.3%以上の破断伸びと、   ほぼ350MPa以上の引張強さが得られ、熱間押出しという簡単な手   掛こより、高い強度と延性を合わせ持った切削粉の少サイクル材   が得られることがわかった。   問い合わせ先: 中部産学官連携センター             電話:(052)−911−2116